中国正統派風水、英国式風水、日本の風水


このサイトでは、中国の正統派風水について書いています。日本の風水は、中国の正統派風水とは多少違うところがありますし、風水とまるで違うことを風水として書いているような俗っぽい本がたくさん見うけられます。そういった本を読んだことのある方はその違いにとまどうかもしれません。

風水は、もともとは、良い風水の場所にお墓を作ると子孫が繁栄するということで、お墓の場所を選ぶための風水(陰宅風水)でした。その後、住居を選ぶための風水(陽宅風水)ができました。日本には陽宅風水の基礎が伝えられ、家相として独自に発展していきました。だから風水と家相は類似点も多いけれど、二つの違う文化の中で育った別のものなのです。それが最近になって、家相を風水と呼ぶ人たちが出てきました。日本で俗に風水と呼ばれているのは、中国の風水とは別の形に発展した、日本独自の土地の吉凶診断法「家相」です。

中国では毛沢東の時代に、風水は人を惑わす迷信として禁止されて、風水マスター(風水師)は、香港や台湾やマレーシアなどに移り住み、唐の時代に書かれた風水の原典の教えを伝えました。ちなみに風水マスターとは誰でも名乗れるわけではなく、日本で言う家元制度と同じように一子相伝で、マスターが死ぬとその長男または一番弟子がマスターの名を引き継ぐことができます。ですから、日本に風水が古くから伝わったとは言え、風水の秘密すべてが伝来したわけではありませんでした。  

現在では、風水マスターが風水を自分の長男のためだけに秘密にしておくことを止めて、多くの人に教えるようになりました。そして、秘伝の原典に基づいた風水は、今やアメリカやヨーロッパやオーストラリアにも広まって、おもにハイクラスな層で支持を得て、英国航空の本社ビルなどのように、風水をとりいれた設計がなされています。このように、英国式風水は、中国人から伝えられた中国正統派風水の理論を、欧米の建築やインテリアで表現したものです。